英語をもう一度やり直したい、学校の英語でつまずいている、そんな悩みを持つ方から「個別指導塾は英語に向いていますか」と聞かれることがよくあります。この記事では、全国に教室を持つトライプラスを例に、英語学習への活かし方を教育アドバイザーの目線でまとめました。
トライプラスとはどんな塾?英語学習との相性を知ろう
まずは塾の基本から見ていきます。英語は積み重ねの教科なので、どんな仕組みで教えてくれる塾なのかを知っておくと、通ったあとのイメージがつかみやすくなります。
トライグループから生まれた個別指導塾
トライプラスは、家庭教師のトライを運営するトライグループから生まれた個別指導塾です。フランチャイズ形式で全国に教室が広がっていて、教室数は400教室以上と紹介されることが多いです。
ここで押さえておきたいのは、英会話スクールではなく学校の勉強や受験に強い塾だという点です。ネイティブ講師とおしゃべりを楽しむ場所ではありません。その代わり、文法や単語、長文読解といった英語の土台を、学校のペースに合わせて固めていけます。
英語を学びたい初心者から中級者の方にとっては、基礎の抜けを埋めてから次へ進める環境として考えると、相性がよいと感じます。
1対2の授業と1回あたりの時間
授業は講師1人に生徒2人が基本です。完全なマンツーマンではありませんが、集団授業のように置いていかれることは少なく、質問もしやすい形です。
あわせて、授業時間の目安を表にまとめます。
| 学年 | 1回の授業時間 | 内訳 |
|---|---|---|
| 小学生 | 90分 | 指導60分、演習30分 |
| 中学生・高校生 | 100分 | 指導60分、演習20分、AI学習20分 |
表のとおり、先生に教わる時間のあとに、自分で解く演習の時間が入ります。英語は聞いて分かった気になりやすい教科ですが、その場で問題を解くことで「本当に分かったか」を確かめられます。教室や学年によって細かな運用が違うこともあるため、最終的には通う予定の教室で確認してください。
小学生から高校生まで幅広く対応
対象は小学生から高校生までで、教室によっては高卒生の相談もできます。英語を始めたばかりの小学生も、英検に挑戦したい中学生も、大学受験を考える高校生も、同じ教室の仕組みの中で学べます。
学び直しをしたい高校生が、中学英語のbe動詞や一般動詞から振り返る、という進め方も可能です。今の学年にとらわれず、つまずいた場所まで戻れるのは個別指導ならではの強みです。
トライプラスの学習サポートを英語にどう生かす?
トライプラスには、授業以外にも学習を支える仕組みがあります。英語は毎日少しずつ触れることが大切なので、授業の外でどう使えるかが続けられるかどうかの分かれ道になります。
映像授業Try ITで予習と復習をする
トライグループには、映像授業のTry IT(トライイット)があります。授業の前に動画で単元の流れをつかんでおくと、当日は質問に時間を使えます。
例えば中学英語の現在完了や不定詞は、1回聞いただけでは頭に入りにくい単元です。動画なら止めたり戻したりしながら、自分のペースで見直せます。
- 授業前に動画で予習し、疑問点をメモしておく
- 授業後に同じ動画をもう一度見て、復習に使う
- テスト前に苦手な単元だけを選んで見返す
このように使い分けると、同じ単元に何度も触れられるので記憶に残りやすくなります。ただし、利用できるサービスの範囲は教室や契約内容で変わる場合があるので、体験授業のときに確認すると安心です。
AI教材で単語や文法の抜けを見つける
中学生と高校生の授業には、AI学習の時間が組み込まれています。解いた結果から、どこでつまずいているかを教材が見つけてくれる仕組みです。
英語では、自分では分かっているつもりの文法でも、問題の形が変わると解けなくなることがよくあります。三人称単数のsを忘れる、過去形と過去分詞を混同する、といった小さな抜けが点数を下げる原因になります。
AI学習は、こうした自分では気づきにくい弱点を浮かび上がらせる助けになります。弱点が分かれば、授業で先生に重点的に教えてもらえるので、勉強の無駄が減ります。
オーダーメイドカリキュラムで学び直す
トライプラスは、生徒ごとにオーダーメイドのカリキュラムを作ることを特長にしています。定期的な面談で内容を見直し、教室長が学習面だけでなく気持ちの面も支えてくれるという紹介もあります。
英語に苦手意識がある場合、いきなり長文読解から始めるのは大変です。まずアルファベットや単語、be動詞の使い分けなど、小さな目標から積み上げる計画にしてもらうと、続けやすくなります。
反対に、ある程度できる中級者は、苦手な分野だけを集中して進める計画も立てられます。自分の現在地に合わせて授業を組めることが、個別指導を選ぶ大きな理由になります。
学年別に見る英語の学び方
同じ英語でも、学年によって力を入れるポイントは変わります。ここでは学年ごとに、トライプラスの授業をどう活かすかを具体的に整理しました。
小学生は音とアルファベットに慣れる
小学生向けのコースには、勉強の習慣づけコースや補習コース、中学受験対策コースなどがあります。英語の場合は、まず音と文字に親しむことが最優先です。
アルファベットの大文字と小文字を読めるようにし、身近な単語を声に出して覚えていきます。中学で始まるabcの書き取りや、簡単な自己紹介の文(I am ~.)に慣れておくと、入学後がぐっと楽になります。
小学生のうちは、点数よりも英語は楽しいという気持ちを育てることを大切にしてください。90分の授業のうち、演習の30分で声に出して読む時間を作ってもらうのもおすすめです。
中学生は文法の土台と英検3級を意識
中学生は、英語がつまずきやすい時期です。特に中1のbe動詞と一般動詞の区別、中2の不定詞や比較、中3の現在完了と関係代名詞は、ここで差がつきやすい単元です。
目標として、英検3級を意識するのもよい方法です。3級は中学卒業程度の英語力が目安とされ、読む、聞く、書くの力を一度に確かめられます。受験する日を決めると、学習にメリハリが生まれます。
高校入試の対策では、都道府県の公立高校入試で出題される長文やリスニングにも慣れておきましょう。志望校の過去問を使って、授業のなかで時間配分を練習できるのは塾に通うメリットです。
高校生は共通テストや大学受験の長文対策
高校生向けのコースには、苦手科目克服コース、定期テスト対策コース、中高一貫校フォローコース、大学受験対策コースがあります。英語は単語力と長文の読み方が合否を左右します。
大学受験では、大学入学共通テストでリーディングとリスニングの両方が問われます。早稲田大学や慶應義塾大学のように長文量が多い大学を目指す場合は、速く正確に読む練習が欠かせません。一方で国公立大学を目指す場合は、記述や英作文への対策も必要になります。
トライプラスは総合型選抜や推薦入試への対策にも対応していると紹介されています。志望校が決まったら、必要な力を先生と一緒に逆算して、授業の進め方を決めていきましょう。
通い始める前に確認したいことと続けるコツ
どんなによい塾でも、合わなければ続きません。入会前に確かめておくことと、英語学習を長く続けるための工夫を、保護者の方にも本人にも伝わるようにまとめます。
無料体験授業で相性を確かめる
トライプラスでは無料体験授業を受けられる教室が多くあります。入会する前に、授業の雰囲気や先生との相性を自分の目で確かめておきましょう。
体験のときは、次のような点を見ておくと判断しやすくなります。
- 先生の説明が自分に分かりやすいか
- 質問したいときに声をかけやすい雰囲気か
- 教室の静かさや自習スペースの使いやすさ
- 英語の弱点について、具体的な提案をもらえるか
これらは、入会後の満足度に直結する部分です。口コミでは講師の当たり外れを指摘する声もあるため、合わないと感じたら講師の変更を相談できるかもあわせて聞いてみてください。
料金と教室ごとの違いを見ておく
トライプラスはフランチャイズ展開のため、料金や運営の細かな内容は教室ごとに違います。入会金や管理費、教材費などの費用は、学年や回数によって変わります。
同じトライグループの個別教室のトライは完全1対1の指導で、トライプラスは1対2の分だけ料金をおさえやすい、と紹介されることが多いです。
| 比較する点 | トライプラス | 個別教室のトライ |
|---|---|---|
| 指導の形 | 1対2 | 1対1 |
| 料金の傾向 | 比較的おさえやすい | 講師のランクで高くなる場合あり |
| 向いている人 | 自分で解く時間も大切にしたい人 | 先生にしっかり付き添ってほしい人 |
表のとおり、どちらが優れているかではなく、自分の学び方に合うかで選ぶのが大切です。正確な金額は公式サイトの見積りシミュレーションや、近くの教室で確認してください。
英語学習を楽しく続ける工夫
塾に通うだけで英語が伸びるわけではありません。授業の外で英語に触れる時間を少しだけ作ると、効果が大きく変わります。
- 好きな洋楽の歌詞を調べて意味を読む
- 英語字幕で好きな映画を見る
- 1日5個だけ単語を声に出す
小さな習慣ですが、続けることで英語が生活の一部になっていきます。塾の授業は、その習慣を支える土台として使うのがおすすめです。つまずいたときは、教室長や先生に気軽に相談してください。
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