オンライン塾の選び方ガイド 英語が苦手でも続けやすい5つのポイント

オンライン塾とは?英語学習に向いている理由

オンライン塾という言葉は聞いたことがあっても、どんな仕組みなのか、英語の勉強に本当に役立つのかは分かりにくいものです。この章では、基本の仕組みから通塾型との違い、英語学習との相性まで順番に整理します。通うか迷っている方が最初に知っておきたい点をまとめました。

オンライン塾の基本的な仕組み

オンライン塾とは、パソコンやタブレット、スマートフォンを使って授業を受けられる学習サービスの総称です。大きく分けると、あらかじめ収録された授業を見る映像授業型と、講師とリアルタイムでつながるライブ授業型の2種類があります。

たとえばスタディサプリは映像授業型の代表的なサービスで、中学・高校の英語から英検対策、社会人向けの英語講座まで幅広く用意されています。河合塾Oneのように、映像授業にAIによる学習管理を組み合わせたサービスもあります。

自宅で好きな時間に受講できるので、部活や仕事が忙しくても学習時間を確保しやすいのが魅力です。必要なものはインターネットにつながる端末とイヤホンくらいで、特別な設備はほとんど要りません。

通塾型との違いを比べてみよう

従来の通塾型とオンライン塾では、通う手間や費用、質問のしやすさなどが変わってきます。主な違いを表にまとめました。

比べるポイント通塾型オンライン塾
通う手間移動時間が必要自宅で受講できる
授業の時間決まった曜日と時間映像型なら好きな時間
費用の傾向教室運営費が含まれやすい比較的おさえやすい
質問のしやすさその場で聞けるチャットやメールが中心
復習のしやすさ授業内容は一度きり何度も見返せる

表のとおり、オンライン塾は時間と場所の自由度が高い一方で、質問への反応は教室よりゆっくりになりがちです。自分で学習を進める力が少し必要になる点は、頭に入れておくと選びやすくなります。

英語学習と相性がよい3つの理由

英語は、他の教科よりオンラインとの相性がよいと私は感じています。主な理由は次の3つです。

  • 音声を何度でも聞き直せる
  • 倍速や字幕などの機能で自分のペースに調整できる
  • 海外の講師ともつながれる

リスニングやシャドーイングは、同じ音声を繰り返し聞くほど力がつきます。映像授業なら、つまずきやすい中学英語の現在完了なども、分かるまで何度も見直せます。さらにオンライン英会話を組み合わせれば、住んでいる地域に関係なく、話す練習の相手が見つかります。

オンライン塾の種類と特徴

ひとくちにオンライン塾といっても、授業の形式によって向き不向きがあります。ここでは映像授業型、ライブ授業・個別指導型、オンライン英会話型の3つを取り上げ、それぞれの特徴を紹介します。自分の性格や目標に近いものを探してみてください。

映像授業型

映像授業型は、収録された授業を好きな時間に見て学ぶスタイルです。スタディサプリのほか、大学受験向けの東進オンライン学校などが知られています。有名講師の授業を低めの料金で受けられるのが大きな特徴です。

英語であれば、中学1年のbe動詞や一般動詞、三単現のsといった基礎の単元から順番に学べます。単元ごとに動画が区切られているため、苦手な部分だけを選んで見直すこともできます。

一方で、授業を見るだけで満足してしまい、問題演習が後回しになる人も少なくありません。見たあとに問題を解く流れを決めておくと、力が定着しやすくなります。

ライブ授業・個別指導型

ライブ授業・個別指導型は、講師とオンラインでつながり、質問しながら進めるスタイルです。トライのようにオンラインで個別指導を行うサービスや、WAMのようなオンライン家庭教師などがあたります。

最大の利点は、分からない点をその場で質問できることです。英語が苦手な人は、どこでつまずいているのか自分でも分からないことがよくあります。講師が答え方や表情から理解度を見て、説明を変えてくれる点は心強いものです。

その代わり、映像授業型より料金が高めになる傾向があります。また、授業の時間が決まっているため、予定の調整も必要です。基礎からていねいに教わりたい人や、一人だと続かない人に向いています。

オンライン英会話型

オンライン英会話型は、画面越しに講師と英語で会話する練習が中心です。DMM英会話やレアジョブ英会話などが代表的で、1回25分前後のレッスンを気軽に受けられます。

文法や単語を学ぶ塾というより、覚えた英語を使う場という位置づけです。習ったばかりの表現を実際に口に出すことで、記憶に残りやすくなります。

初心者のうちは、何を話せばいいか分からず緊張するかもしれません。最初は自己紹介や好きなことの話など、決まったテーマで練習すると取り組みやすくなります。映像授業型と組み合わせる使い方もおすすめです。

英語初心者〜中級者が失敗しないオンライン塾の選び方

オンライン塾は数が多く、どれも魅力的に見えて迷いがちです。選び方のコツは、人気や評判より先に自分の目的を決めることです。この章では、目標とレベルの整理、料金とサポートの比べ方、無料体験の使い方を順に説明します。

目標とレベルを先に決める

まず決めたいのは、何のために英語を学ぶのかという目標です。目標によって、選ぶべきサービスが変わってきます。

  • 英検準2級や2級に合格したい
  • TOEICで600点を目指したい
  • 旅行や仕事で話せるようになりたい
  • 早稲田大学や慶應義塾大学のように長文が多い入試に備えたい

目標が資格なら、試験対策の講座があるサービスが近道です。会話が目的なら、オンライン英会話を中心に考えるとよいでしょう。あわせて、今のレベルも確認してください。中学英語のどの単元から怪しいのかを書き出すだけでも、選ぶ基準がはっきりします。

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料金とサポート体制を比べる

料金は月額で比べがちですが、サポートの内容まで見ることが大切です。安くても質問ができなければ、つまずいたときに止まってしまいます。目安を表にしました。料金は変わることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトで確認してください。

タイプ月額の目安サポートの特徴
映像授業型数千円台から学習計画の提案や質問機能がある場合も
個別指導型1万円前後から数万円講師にその場で質問できる
オンライン英会話型回数やプランで変わる毎回の講師からのフィードバック

表の金額はあくまで大まかな傾向です。同じ映像授業型でも、添削や質問対応の有無で料金は変わります。解約や休会のしやすさも、続けられるか不安な方は見ておくと安心です。

無料体験で確かめたいこと

多くのサービスには無料体験や初回レッスンがあります。実際に使ってみないと分からない点が多いので、必ず体験してから決めることをおすすめします。確認したいのは次のような点です。

  • 講師の話し方や説明の速さが合うか
  • 画面や操作が分かりやすいか
  • 通信が安定していて音声が聞き取りやすいか
  • 自分のレベルに合った教材があるか

とくに講師との相性は、続けやすさに大きく関わります。気に入らなくても落ち込む必要はなく、合わなかったという情報が手に入ったと考えて次を試せば大丈夫です。2〜3のサービスを体験して比べると、納得して選べます。

オンライン塾で英語学習を楽しく続けるコツ

せっかく申し込んでも、続かなければ力はつきません。オンライン塾は自由度が高い分、習慣づくりが成果を分けます。この章では、無理なく続けるための習慣、単元ごとの進め方、学んだ英語を使う機会のつくり方を紹介します。

1日15分から始める習慣づくり

続けるコツは、最初のハードルを低くすることです。いきなり毎日1時間と決めると、予定が崩れた日に気持ちが折れやすくなります。まずは1日15分から始めるのがおすすめです。

時間帯は、朝食前や通勤中、寝る前など、毎日必ずある行動とセットにすると忘れにくくなります。たとえば「歯みがきのあとに動画を1本見る」と決めておく方法です。

学習の記録をカレンダーに丸でつけるだけでも、続けている実感が得られます。休んだ日があっても、そこで終わりにせず、翌日からまた再開すれば十分です。完璧を目指さないことが長く続けるいちばんのコツです。

単元ごとの進め方の例

単元ごとに進め方の型を決めておくと、迷わず学べます。たとえば中学2年の不定詞を学ぶ場合は、次の流れが取り組みやすいです。

  • 動画で「to+動詞の原形」の使い方を確認する
  • 例文を声に出して3回読む
  • 練習問題を解いて間違いを見直す
  • 自分のことを不定詞で1文つくってみる

最後の「自分の文をつくる」は、覚えた文法を使う練習になります。「I want to travel to Kyoto.」のように、行きたい場所ややりたいことで十分です。1つの単元に1週間ほどかけ、理解できたら現在完了など次の単元へ進むと、無理がありません。

学んだ英語を使う機会をつくる

勉強した英語は、使わないと忘れてしまいます。そこで、学んだ内容をアウトプットする機会を意識してつくりましょう。オンライン英会話で先週習った表現を試したり、日記を英語で1行書いたりする方法があります。

もう一つの方法は、目標になる試験を決めることです。英検やTOEICの申し込みをすると、日程が決まるため学習に張り合いが出ます。英検は年に複数回受験できるので、最初は準2級や3級など、少し頑張れば届く級を選ぶと達成感を味わえます。

小さな成功を積み重ねることが、英語を楽しく続ける原動力になります。「話せた」「聞き取れた」と感じた瞬間をメモしておくと、のちに読み返したときの励みになります。