英作文参考書おすすめ完全ガイド【初心者から上級者まで目的別に厳選】

目次

英作文の参考書選びで失敗しないために知っておくこと

英作文の勉強をはじめようとしたとき、書店に並ぶ参考書の多さに「どれを選べばいいか分からない」と感じた経験はありませんか。英文法書、例文集、自由英作文対策本など、種類はさまざまで、自分のレベルや目的に合わないものを選んでしまうと、勉強の効率がグッと下がってしまいます。ここでは、参考書選びで押さえておきたい基本的な考え方を整理していきます。

英作文参考書の主な種類を把握しよう

英作文の参考書には、大きく分けて「文法・表現集タイプ」「例文暗記タイプ」「自由英作文対策タイプ」「和文英訳タイプ」の4種類があります。

文法・表現集タイプは、英文法の基礎から応用表現までを体系的に学べる参考書です。『表現のための実践ロイヤル英文法』(旺文社)のように、辞書的に使いながら自分の書きたい表現を調べられるものが代表的です。

例文暗記タイプは、厳選された例文を丸ごと覚えることで、実際の英作文で使える表現のストックを増やすアプローチです。『英作文のトレーニング』シリーズ(Z会出版)などがこの系統に当たります。

自由英作文対策タイプは、テーマに沿って自分の意見を英語で書く練習に特化した参考書です。大学受験のほか、英検やTOEFL対策でも使われます。

和文英訳タイプは、日本語の文章を英語に直す練習を積み重ねながら、英語の語順や表現の感覚を身に付けていく参考書です。

自分がどの力を伸ばしたいのかを明確にしてから参考書を選ぶことが、遠回りのように見えて実は一番の近道です。

レベル別に参考書を選ぶことが大切な理由

参考書選びで最もよくある失敗が、「有名だから」「口コミが良かったから」という理由だけで選んでしまうことです。どれほど評価の高い参考書でも、自分のレベルに合っていなければ、途中で挫折する可能性が高くなります。

たとえば、英文法の基礎がまだ固まっていない段階で、難関大学向けの英作文対策書に取り組んでも、問題の意図が理解できず自信をなくしてしまうことがあります。逆に、ある程度力がついた人が入門書ばかりを続けていても、実力の伸びが鈍くなります。

英検3〜4級レベル(中学英語を学び直したい人)は、まず中学英語の基礎をやり直す参考書からスタートするのがおすすめです。英検2級〜準1級レベル(高校英語をしっかり身につけたい人)は、大学受験用の英作文参考書が実力アップに直結します。英検1級・TOEFL・IELTS対策を目指す人は、高度な論述表現を扱う参考書や問題集に取り組むのが効果的です。

まずは現在の自分の英語力を正直に確認することから始めてみてください。

参考書を選ぶ前に目的を明確にする

「英作文の力をつけたい」という目標だけでは、参考書を選ぶ軸が定まりません。具体的な目的を決めることで、自分に本当に必要な一冊が見えてきます。

目的を整理する際には、次のような視点で考えてみると判断しやすくなります。

  • 大学受験(共通テスト・国公立二次試験・私大)に対応した英作文を身につけたい
  • 英検・TOEIC・TOEFL・IELTSなどの英語資格試験のライティングセクションで得点を上げたい
  • 仕事や日常でメールや文書を英語で書く力を実践的に養いたい
  • 英語で自分の意見を論理的に述べる力を伸ばしたい

それぞれの目的によって、必要な表現のストックも、練習する文章のスタイルも変わってきます。目的が決まれば、参考書選びで迷う時間を大幅に減らすことができます。焦らず、まず自分の「なぜ英作文を学びたいのか」を言葉にしてみることから始めてみてください。

1冊を選んで使い切ることが成長の近道

参考書は「たくさん持つこと」より「1冊を徹底的にやり込むこと」のほうが、確実に実力がつきます。これは、英作文に限らずあらゆる学習に共通する原則です。

1冊を完了することで、その参考書の著者が設計した学習の流れを完走することができます。途中で別の本に移るよりも、1冊の中で表現や文法のパターンを繰り返し確認するほうが、記憶に定着しやすくなります。

また、英作文の力はすぐには伸びません。「2〜3周やり込んでようやく使える表現になる」という感覚が正直なところです。焦らず、まずは1冊を最後まで終わらせることを目標に学習計画を立ててみてください。

大学受験向け英作文参考書のおすすめ

大学受験において、英作文は配点が高く差がつきやすい分野です。特に国公立大学の二次試験では、自由英作文や和文英訳が出題されることが多く、対策を後回しにしていると本番で苦しむことになります。ここでは、受験生に実際に使われている代表的な参考書を目的別に紹介します。

和文英訳の基礎を固めるなら「英作文基本300選」

『英作文基本300選』(駿台文庫)は、長年にわたって受験生に使われてきた定番の例文集です。300の例文を暗記することで、英作文に必要な基本的な表現パターンをひと通り身につけることができます。

この参考書の最大の特徴は、日常的な表現から受験頻出の構文までをバランスよく収録していることです。例文はどれも短めで覚えやすく、「英作文に使える例文を暗記したい」という初期段階の学習に向いています。

使い方のポイントは、ただ眺めて覚えようとするのではなく、日本語を見て英語を書き出す練習を繰り返すことです。書くことで手と頭の両方に表現が定着し、本番でも自然と出てくるようになります。

東京大学や京都大学など難関国公立大学を目指す受験生にとっては通過点となる参考書ですが、英作文の基盤作りとして多くの進学校でも推奨されています。まずはこの一冊をしっかり仕上げることで、次のステップへ進む自信がつきます。

自由英作文の書き方を学ぶなら「大矢英語BASIC英作文講義の実況中継」

『大矢英語BASIC英作文講義の実況中継』(語学春秋社)は、英作文が苦手な人が「どうやって英語の文章を組み立てるのか」という根本的な疑問に丁寧に答えてくれる参考書です。

著者の大矢復先生が、まるで授業を受けているかのような語り口で解説を進めてくれるため、文法書を読むのが苦手な人にも取り組みやすい構成になっています。「日本語を英語の語順に変換する発想の転換」を丁寧に教えてくれるのがこの本の真骨頂です。

この本を使う際には、解説を読みながら「なぜこの語順になるのか」「なぜこの表現を選ぶのか」を意識して学習することが大切です。答えを覚えるより、考え方のプロセスを身につけることが、英作文の実力向上につながります。

センター試験から共通テストへの移行以降も、英語で自分の考えを書く力は入試で問われ続けています。そのベースを作るために、この一冊は非常に効果的です。

難関大対策なら「英作文のトレーニング 必修編・実戦編」

『英作文のトレーニング』シリーズ(Z会出版)は、難関大学を目指す受験生に長く使われてきた本格的な英作文対策書です。必修編と実戦編の2冊構成になっており、段階を踏んで実力を引き上げることができます。

必修編では、英作文に必要な基本的な文法項目と表現を体系的に学習します。単なる暗記ではなく、文法の理解に基づいて英文を作る力が身につくのが特徴です。実戦編では、実際の入試問題を素材にしながら、より高度な表現力と応用力を鍛えます。

東京大学・一橋大学・京都大学・大阪大学・名古屋大学など、英作文の配点が高い国公立大学を志望する受験生には特におすすめです。解説が丁寧でボリュームがあるため、途中で読み飛ばさずにしっかり取り組む姿勢が大切です。

学習ペースとしては、高校3年生の夏前から取り組み始め、秋までに1周、冬に向けて復習という流れが使いやすいスケジュールです。

共通テスト対策に使える参考書の選び方

共通テストの英語では、従来のような和文英訳や自由英作文は出題されません。しかし、英語で書かれた文章を読んで内容を把握し、適切な選択肢や語句を選ぶ問題では、英語の文構造や語法の正確な理解が求められます。

共通テストに向けた英語学習では、英作文の参考書というよりも、語彙・文法・読解を組み合わせた総合的な対策が中心になります。ただし、英検2級や準1級の取得を目指しながら共通テスト対策をする場合には、英作文の練習もライティングセクションで役立ちます。

共通テストのみを志望している受験生であれば、英作文専用の参考書よりも、文法問題集と語法・語彙集を組み合わせた学習が効率的です。一方で、二次試験でも英作文が課される国公立大学を志望する場合は、共通テスト対策と並行して英作文の練習を継続することが重要です。

英語資格試験向け英作文参考書のおすすめ

英検やTOEIC、TOEFLといった英語資格試験は、大学受験とはまた異なる種類の英語力が問われます。特にライティングセクションでは、制限時間の中で論理的かつ自然な英文を書く力が必要です。ここでは、各試験に対応した参考書を紹介します。

英検準1級・1級のライティングに使えるおすすめ参考書

英検準1級・1級のライティングでは、与えられたトピックに対して自分の意見と理由を英語でまとめるエッセイ形式の問題が出題されます。単語の知識だけでなく、意見を論理的に展開する構成力が問われます。

おすすめの参考書として、『英検準1級ライティング大特訓』(アスク出版)があります。この参考書は、エッセイの型(序論・本論・結論)を丁寧に解説しながら、準1級で高得点を取るための表現パターンを体系的に学べる構成です。

また、英検1級を目指す場合には、『英検1級ライティング問題完全制覇』(Jリサーチ出版)も実戦的な練習に役立ちます。社会問題や環境・テクノロジーなど、1級で頻出のテーマに沿った論述練習ができます。

英検のライティングは、一定の型を身につけることで得点が安定しやすいセクションです。まずは模範解答を分析し、使われている接続表現や論拠の示し方を参考に、自分でも書いてみる練習を繰り返すことが効果的です。

TOEFLのライティング対策に役立つ参考書

TOEFLのライティングセクションは「Integrated Task(読む・聞く・書く)」と「Independent Task(自分の意見を書く)」の2種類の問題形式で構成されています。大学留学を目指す方や海外大学院への進学を考えている方にとって、避けては通れない関門です。

『TOEFLテスト英単語3800』(旺文社)は、ライティングに必要な語彙を系統的に増やすための基礎として有効です。語彙力のある人ほど、自分の意見を正確に表現できる幅が広がります。

ライティングの構成力を鍛えるには、『Barron’s TOEFL iBT』のような海外発行の総合問題集も参考になります。英語ネイティブの書き方のパターンに触れることで、日本語的な発想から離れた英文の作り方が学べます。

TOEFLのライティングで特に意識したいのが、段落の構造(Topic Sentence・Support・Conclusion)です。日本語の作文と異なり、最初に主張を述べてから根拠を説明する「演繹的な構成」が求められます。この発想の転換が、TOEFLライティングの得点向上の鍵になります。

TOEIC・IELTSのライティング対策参考書

TOEICには、スピーキング・ライティングテスト(SW)という別形式のテストがありますが、一般的なTOEIC L&Rテストにはライティングセクションはありません。ビジネスメールや報告書を英語で書く力を伸ばしたい場合には、ライティング特化のTOEIC SWや、ビジネス英語専門の参考書が適しています。

IELTSのライティングは、Task 1(グラフやデータの説明文)とTask 2(エッセイ)の2種類から構成されます。特にTask 1では、図やグラフの傾向を客観的に描写する独特のスキルが必要で、練習なしに高得点を取ることは難しいセクションです。

『IELTS必修スキル ライティング』(旺文社)は、Task 1とTask 2の両方をバランスよく対策できる参考書として定評があります。模範解答の分析とオリジナル練習問題が豊富に収録されており、初めてIELTSライティングに取り組む人にも取り組みやすい構成です。

ライティングはどの試験においても、「書く → 見直す → 添削してもらう」というサイクルが最も効果的な練習方法です。可能であれば、英語ネイティブや資格保有者に添削してもらう機会を作ることをおすすめします。

社会人・やり直し英語向けの英作文参考書

学校を卒業してから英語から遠ざかっていた社会人の方が、英語を書く力を取り戻したいと感じるタイミングは、仕事での必要性や海外旅行、留学など、さまざまな場面でやってきます。ここでは、大人がゼロから英作文を学び直すときに役立つ参考書を紹介します。

中学英語からやり直すなら「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」

英作文の基礎となる英文法を中学レベルから見直したい方には、『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく』(学研プラス)が最初の一歩として最適です。

この参考書は、イラストと図解を多用し、文法の説明を極力分かりやすく噛み砕いた構成になっています。「be動詞と一般動詞の違いって何だっけ?」という基礎の基礎から確認できるため、英語を学び直したい大人にも多く使われています。

音声CDまたは音声ダウンロードに対応しているため、通勤中や家事のすき間時間にリスニングと合わせて学習できるのも社会人にとってうれしいポイントです。

まずはこの参考書で中学英語を一通り復習したうえで、次のステップとして高校英語の基礎的な英作文参考書に進むという流れが、社会人の英語やり直しに向いたペースです。焦らずに土台を固めることが、長続きするための秘訣です。

ビジネスメールに使える英作文を学ぶ参考書

仕事で英語のメールを書く必要が出てきた方には、ビジネス英語に特化した英作文参考書が役立ちます。日常会話とは異なり、ビジネスメールには独自のマナー・表現・構成があります。

『ビジネス英文メール 即戦フレーズ200』(講談社)は、実際のビジネスシーンで使われる定型表現を豊富に収録した実用書です。件名の書き方から書き出し・結び・依頼・断り・クレーム対応まで、幅広いシーンに対応したフレーズを学ぶことができます。

また、「英語でメールを書くとき、どのくらい丁寧にすればいいか分からない」という悩みを持つ方には、英語のポライトネスの感覚(言語学的に言えばフォーマリティのレベル)を解説している参考書も参考になります。

ビジネス英語の場合、覚えるべきフレーズが比較的パターン化されているため、まずは頻出フレーズを10〜20個ほど実際のメール作成に応用しながら練習することが、最短で使える力を身につける方法です。

独学で英作文を続けるためのコツ

社会人が独学で英作文を継続するには、学習時間の確保と習慣化がカギになります。1日30分〜1時間程度の学習時間を毎日確保できれば、3〜6ヶ月で英作文の基礎力は十分に身につきます。

以下のようなシンプルな毎日の習慣が、英作文力の向上に効果的です。

  • その日学んだ表現を使って3〜5文の短い英文を書く習慣をつける
  • 日記代わりに英語で一言感想を書く(今日あったことを英語でメモする)
  • 参考書の模範英文をノートに書き写す(写経式の学習)
  • 書いた英文をHelloTalkやLang-8などのSNS添削サービスでフィードバックをもらう

続けるうえで大切なのは、完璧な英文を書こうとするプレッシャーを手放すことです。文法が多少崩れていても、「書くこと」自体を習慣にすることが、長期的な上達への近道になります。

英作文参考書の効果的な使い方と学習法

どんなに良い参考書を手に入れても、使い方が間違っていれば期待した効果は得られません。英作文の参考書は、読んで満足するのではなく、実際に手を動かして書くことではじめて意味を持ちます。ここでは、参考書を最大限に活かすための学習法を解説します。

「読む」より「書く」を中心に使う

英作文の参考書で最も多い「もったいない使い方」が、解説文を読んで模範解答を確認するだけで終わってしまうパターンです。参考書の模範解答を見て「なるほど」と思っても、それだけでは自分の英作文力は伸びません。

大切なのは、まず自分で書いてみることです。問題や課題を見たら、参考書の解答を見る前に、自分なりに英文を書いてみる。そのあとで模範解答と照らし合わせ、どこが違ったのか・どんな表現が使われているのかを分析する。このサイクルを繰り返すことが、最も効率よく英作文力を伸ばす方法です。

書いた英文は、できる限りノートに記録しておくことをおすすめします。後から見返したときに、自分の成長の記録になるだけでなく、繰り返し犯しやすいミスのパターンを発見することにも役立ちます。

例文暗記は「使える文」を選んで行う

例文暗記は英作文の基礎固めに有効な方法ですが、ただがむしゃらに暗記するのは非効率です。「自分が実際に使いそうな表現」「試験で頻出の構文」を選んで優先的に覚えることが大切です。

暗記の方法としては、以下の順番が定着しやすいとされています。

  • 日本語の意味を読んで、英文を声に出しながら書く
  • 英文を見ないで日本語→英語の順で書き出す練習をする
  • 書けた英文を声に出して読む(音読)
  • 翌日以降に同じ英文を再度書けるか確認する(スペーシング効果)

覚えたい英文は、一度に大量に詰め込もうとするより、少量を繰り返すほうが脳への定着率が高くなります。1日5〜10文程度を丁寧に繰り返す習慣を作ることが、長期的な記憶につながります。

添削を活用して自分の弱点を発見する

英作文の上達において、自己添削だけでは気づきにくい間違いがあります。特に、日本語的な発想から来る不自然な英文や、ネイティブには伝わりにくい表現などは、自分では正しいと思い込んでいることも多いです。

添削を受ける方法としては、次のような選択肢があります。

  • 学校や英語教室の先生に添削してもらう
  • オンライン英会話(DMM英会話、ネイティブキャンプなど)の講師に添削を依頼する
  • Lang-8やHiNativeなどの語学SNSで外国人ネイティブにフィードバックをもらう
  • AIチャットツールを使って英文の自然さを確認する

添削を受けたあとは、指摘された内容をそのまま受け取るだけでなく、「なぜその表現が自然でないのか」を理解することが大切です。原因を理解することで、同じミスを繰り返さない力が身につきます。

参考書は2〜3周することで力がつく

英作文の参考書は、1周しただけでは本当の意味で力が定着したとは言いにくいです。2周目・3周目で、最初は気づかなかった表現の意図や、模範解答のうまさが見えてくることがあります。

2周目は、1周目に間違えた問題・理解しきれなかった表現に集中して取り組む方法が効率的です。全部を同じ重みでやり直すより、弱点を絞って重点的に練習することで、限られた時間を最大限に使えます。

また、参考書を繰り返すことで「この本の内容が自分の中に入った」という感覚が生まれると、次のステップの参考書や問題集に進む判断がしやすくなります。1冊を丁寧にやり切ることは、英語学習全体の自信にもつながります。

英作文の学習を助けるデジタルツールとの組み合わせ方

近年、英語学習に使えるデジタルツールやアプリが充実してきました。参考書を使った学習と上手に組み合わせることで、より効率的に英作文の力を伸ばすことができます。ここでは、参考書と組み合わせたいデジタルツールをいくつか紹介します。

英作文の自己点検に使えるAIツール

最近では、ChatGPTやDeepLなどのAIツールを使って自分が書いた英文をチェックしたり、より自然な表現を提案してもらったりする学習法が広まっています。

特に、「自分が書いた英文をAIに直してもらい、なぜその表現になるのかを聞く」というやり取りは、参考書だけでは補えない実践的なフィードバックを得るのに非常に有効です。

ただし、AIツールに頼りすぎると「英文を書く力」ではなく「AIを使う力」しか伸びないという落とし穴もあります。あくまでも自分でまず書いてからツールで確認するという順番を守ることが大切です。

また、DeepL Writeは、入力した英文をより自然な英文に書き換えてくれる機能を持つツールです。自分の英文とDeepLの修正案を比較することで、どんな表現が不自然だったかを学ぶことができます。

スマートフォンアプリで隙間時間を活用する

英作文の練習は、机に向かってまとまった時間を取るだけでなく、スマートフォンを活用して通勤・通学の隙間時間に少しずつ積み重ねることも非常に効果的です。

スタディサプリ(英語)は、高校英語レベルの文法と語法をアプリで動画学習できるサービスです。特に文法項目を短い動画でサクッと確認できるため、参考書と並行して使うことで理解が深まります。

また、AnkiやQuizletなどのフラッシュカードアプリを使って、参考書で学んだ例文や表現を自作のカードにまとめておくと、スキマ時間に効率よく復習できます。カードを自分で作る作業自体が、英文を書く練習にもなるためおすすめです。

デジタルツールはあくまで「補助輪」として活用し、英作文の根幹となる力は参考書と実際に書く練習の中で鍛えていくという姿勢が、バランスの取れた英語学習につながります。

オンライン英会話との組み合わせで話す力とも連動させる

英作文で身につけた表現は、英会話でも活用できます。書く練習を通じて身についた文法の正確さや語彙の豊かさは、英語を話す場面にも確実に影響してきます。

オンライン英会話(DMM英会話、ネイティブキャンプ、Camblyなど)と英作文の参考書学習を組み合わせることで、「書けることを話せる」「話す中で使いたい表現を書いて定着させる」という好循環を生み出すことができます。

特に、英会話のレッスン後に「今日の会話で使われた表現を英文で3つ書いてみる」という習慣をつけると、英作文力と会話力が同時に伸びていきます。

英作文は決してライティングだけに閉じた技術ではありません。英語力全体の底上げと密接につながっているという感覚で、参考書学習を続けてみてください。

英作文参考書 目的・レベル別 早見表

ここまで紹介した参考書を、目的・レベル別にまとめました。参考書選びの参考にしてみてください。

目的・対象おすすめ参考書特徴
大学受験(基礎〜標準)英作文基本300選(駿台文庫)例文暗記で基礎固め。受験の定番
英作文の考え方を学びたい人大矢英語BASIC英作文講義の実況中継語り口調で分かりやすく、初心者向け
難関国公立大志望(上級者)英作文のトレーニング 必修・実戦編(Z会)段階的に実力を引き上げる本格派
英検準1級・1級対策英検準1級ライティング大特訓(アスク)エッセイの型と頻出表現を集中習得
TOEFL対策Barron’s TOEFL iBT英語の論述構成を本場の感覚で学べる
IELTS対策IELTS必修スキル ライティング(旺文社)Task1・Task2両方を効率よく対策
社会人・やり直し英語(初級)中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく(学研)イラスト多用、音声対応で学び直しに最適
ビジネス英語(実用)ビジネス英文メール 即戦フレーズ200(講談社)実務シーン別のフレーズを即使える形で収録

この表はあくまでも参考の一つです。同じ目的でも、自分の学習スタイルや現在の英語力によって最適な一冊は変わることがあります。書店で実際に手に取って、解説のやさしさや問題の難易度を確認してから購入することをおすすめします。

まとめ:英作文参考書を選ぶ3つのポイント

英作文の参考書選びは、「有名なものを選べばいい」ではなく、自分のレベル・目的・学習スタイルに合ったものを選ぶことが最も重要です。

最後に、参考書選びで押さえておきたい3つのポイントをまとめます。

  • 目的を明確にする:大学受験なのか、英語資格試験なのか、ビジネス英語なのかで、必要な参考書は変わります。
  • 自分のレベルを正直に見極める:背伸びして難しい参考書を選ぶより、今の自分に合ったものをやり切るほうが確実に力がつきます。
  • 1冊を最後まで使い切る:途中で別の本に浮気せず、1冊と向き合うことが英作文力を高める最短ルートです。

英作文は、コツコツ続けることで必ず書ける表現が増えていきます。まずは自分に合った1冊を選んで、今日から書く習慣を始めてみてください。

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