among と between の違いを徹底解説!英語初心者でもわかるシンプルな使い分けガイド
「among と between、どちらを使えばいいのかいつも迷ってしまう…」という悩みは英語学習者に非常によく見られます。この2つの前置詞は「〜の間で」「〜の中で」という意味で似ていますが、使い分けのルールはシンプルです。
この記事では、among と between の違いを基本から丁寧に解説します。例文を豊富に使いながら説明するので、初心者の方でも読み終わった後には迷いなく使い分けできるようになるはずです。
between の基本的な意味と使い方
まず between から確認しましょう。between の基本イメージは「2者・2つの対象の間」です。
2者・2つの対象の間を表す between
between は元来「2つの対象の間に」という意味で使われます。英語の “between” は語源的に「2(bi)」に関係しており、2者間の関係を示す語です。
例文:
・The park is between the school and the library. (その公園は学校と図書館の間にある)
・I have to choose between the red dress and the blue one. (赤いドレスと青いドレスのどちらかを選ばなければならない)
・The meeting is between the manager and the client. (会議はマネージャーとクライアントの間で行われる)
これらの例文では、関係するもの・人が明確に「2つ」または「個別に特定されている」ことがわかります。
3つ以上でも between を使う場合
重要なポイントとして、3つ以上の対象でも between を使えるケースがあります。それは、対象が個別に特定されている場合です。
例文:
・The treaty was signed between Japan, the US, and the UK. (条約は日本・アメリカ・イギリスの間で締結された)
・Divide the money equally between the three children. (そのお金を3人の子どもたちに等しく分けなさい)
この場合、日本・アメリカ・イギリスはそれぞれ「個別に特定された存在」として between を使っています。対象が何者であるかが明確であれば3つ以上でも between が使えます。
among の基本的な意味と使い方
次に among を確認します。among のイメージは「集団・グループの中」という感覚です。
集団・グループの中を表す among
among は、特定されていない複数のもの・人の集まりの「中に」いることを表します。グループ全体の中に埋もれているイメージです。
例文:
・She was among the students who passed the exam. (彼女は試験に合格した学生の中にいた)
・He hid the letter among the books. (彼は手紙を本の中に隠した)
・This is popular among young people. (これは若者の間で人気だ)
「学生たち」「本の山」「若者」のように、個別に特定されるわけではなく、グループや集まり全体の中に存在するイメージで使われます。
among を使うべき典型的な状況
以下のような状況では among を使うことが自然です。
・集団の中の一員を表す場合(among friends, among students など)
・不特定多数の要素の中にある・混じっている場合
・「〜の間で広まっている」「〜の中で人気がある」というニュアンスを伝えたい場合
between との最大の違いは、among が「グループ全体」を意識した表現であるのに対し、between は「個別に特定されたもの同士の関係」を意識した表現という点です。
between と among の違いをシンプルに整理する
between と among の違いを一言でまとめると以下のようになります。
| 前置詞 | 基本イメージ | 使う場面 |
|---|---|---|
| between | 個別に特定された要素・対象の間 | 2者間(または明確に特定された複数)の関係 |
| among | 集団・グループの中 | 不特定多数のものや人の集まりの中 |
この表を頭に入れておくだけで、between と among の迷いが大幅に減ります。次のセクションで、より具体的な比較例文を見ていきましょう。
between と among を使い分ける比較例文
同じ状況でも between と among で意味のニュアンスが変わる例を確認しましょう。
位置・場所を表す場合
位置・場所を表すとき、between と among はどう違うのでしょうか。
・The cat sat between the two chairs. (猫は2つの椅子の間に座っていた)
→ 2つの椅子が明確に特定されている
・The cat hid among the chairs. (猫は椅子の間に隠れていた)
→ 複数の椅子が集まっている場所の「中に」いるイメージ
「2つの椅子」という個別のものが明確に意識されている場合は between を、「椅子の集まり」全体を漠然と指す場合は among を使います。
選択・決断を表す場合
選択や決断を表す場合は、between が自然です。
・I couldn’t decide between the two options. (2つの選択肢の間で決められなかった)
・He had to choose between staying and leaving. (留まるか去るかを選ばなければならなかった)
選択肢が個別に特定されているため、among を使うことはほぼありません。「〜と〜のどちらか」という対比・選択の文脈では between が基本です。
分配・共有を表す場合
分配や共有を表す場合は、対象が特定されているかどうかで判断します。
・Share the cake between the four of us. (そのケーキを私たち4人で分けよう)
→ 4人が特定されているので between
・Distribute the flyers among the students. (学生たちにチラシを配りなさい)
→ 学生という集団全体に配るイメージなので among
よく間違える表現と正しい使い方
ここでは、学習者がよく間違える具体的な表現と正しい使い方を確認しましょう。
between friends か among friends か
「友達の間で」を表す場合、どちらが正しいでしょうか。
・This is a secret between us. (これは私たちだけの秘密だ)
→ 「私たち(特定の間柄)」の関係なので between
・This song is popular among young people. (この曲は若者の間で人気だ)
→ 「若者」という不特定多数の集団なので among
「between us = 私たち(特定の数人)の間で」「among young people = 若者という集団全体の中で」というイメージで覚えると使い分けが自然になります。
among を間違えて2者間に使ってしまうケース
2者しかいない場面で among を使うのは間違いです。
✗ The agreement was made among the two countries.
✓ The agreement was made between the two countries. (2か国の間で合意が結ばれた)
2つの国・人・ものが明確な場合は必ず between を使います。英語学習で詳しく前置詞の使い方を学びたい方には英語の目的語と前置詞の使い分け解説も参考になります。
「分かち合う・秘密にする」文脈での使い分け
「分かち合う」や「秘密にする」という文脈では between が定番表現です。
・ Just between you and me, she’s getting a promotion. (ここだけの話だけど、彼女は昇進するらしい)
・Keep this between us. (このことは2人だけの秘密にしておいて)
この用法は慣用表現として頻繁に使われるため、フレーズごと覚えてしまうのがお勧めです。
between と among を使いこなすための練習法
ルールを理解した後は、実際に使ってみることが大切です。効果的な練習方法を紹介します。
穴埋め練習で感覚をつかむ
以下の文の空欄に between または among を入れてみてください。
1. She was sitting ( ) her mother and her sister.
2. The movie is popular ( ) teenagers.
3. He divided the prize money ( ) the five winners.
4. There is a strong bond ( ) the two friends.
答え:1. between / 2. among / 3. among(不特定の5人)または between(特定の5人) / 4. between
3番のような曖昧な場合は文脈で判断します。「特定の5人」が念頭にある場合は between、「受賞者という集団全体」を意識する場合は among を使います。英文法の分数の読み方など他の文法ポイントについては英語の分数の読み方解説もご参照ください。
音読と例文の暗記で定着させる
間違えやすい前置詞は、例文ごと声に出して暗記するのが最も効果的です。
・音読する:目で読むだけでなく声に出すことで記憶が定着しやすい
・例文を3つ暗記する:between と among それぞれ3つの例文をそらんじられるようにする
・日常会話で積極的に使ってみる:「私と〇〇の間では…」という場面を作る
英語の前置詞は暗記より「イメージ」で覚えることが大切です。between = 「2点を結ぶ線の上」、among = 「群衆の中に埋もれている」というビジュアルイメージを持つと使い分けが自然になります。また英語文法全般の学習法については大学英語攻略のための学習法も参考になります。
まとめ
between と among の違いをまとめます。
・between:個別に特定されたものや人の「間」(2者間が基本、複数でも個別特定なら使える)
・among:特定されていない集団・グループの「中」(不特定多数の中に混じっているイメージ)
この基本ルールさえ押さえておけば、ほとんどの場面で迷わずに使い分けることができます。
例文を繰り返し読んで感覚を磨き、実際の英会話や英文ライティングで積極的に使ってみてください。使えば使うほど自然に身につく前置詞です。英語学習を楽しみながら続けていきましょう。