英検の面接で合格を勝ち取る!実践的な対策とコツを徹底解説

英検面接の基本情報と流れ

英検の面接試験は、一次試験に合格した方が受ける二次試験です。多くの受験者が筆記試験は得意でも、面接となると緊張してしまうもの。しかし、面接の流れや評価ポイントをしっかり理解しておけば、落ち着いて臨むことができます。ここでは英検面接の基本的な仕組みから、実際の試験の流れまで詳しく解説していきます。面接官との対話形式で行われるこの試験では、英語でのコミュニケーション能力が試されます。

英検面接とは何か

英検の面接試験は、3級以上の級で実施される二次試験として位置づけられています。一次試験の筆記とリスニングで基礎的な英語力を測った後、面接では実際に英語を使ったコミュニケーション能力が評価されます。

面接試験の大きな特徴は、日本人または外国人の面接官と1対1で行われるという点です。試験時間は級によって異なりますが、おおむね5分から7分程度。短い時間の中で、音読や質疑応答、意見を述べるなど、複数の課題に取り組みます。

また、面接では態度やコミュニケーション意欲も評価の対象となります。完璧な英語を話すことよりも、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢が重視されるのです。たとえば、東京のベルリッツや駅前留学NOVAなどの英会話スクールでも、この「伝えようとする姿勢」を大切にした指導が行われています。

面接試験は全国各地の会場で実施されており、大学のキャンパスや貸し会議室などが使用されます。例えば東京では早稲田大学や明治大学、大阪では関西大学や近畿大学などが会場となることがあります。受験票に記載された会場と時間を必ず確認しておきましょう。

面接の流れと所要時間

英検の面接は、入室から退室まで一連の流れが決まっています。まず、受付で面接カードを提出し、待機室で自分の番を待ちます。名前を呼ばれたら面接室の前に移動し、ドアをノックして入室します。

入室後は、簡単な挨拶と面接カードの確認から始まります。面接官から「Hello」や「Good morning」と声をかけられたら、元気よく挨拶を返しましょう。その後、面接カードを手渡し、名前や受験級の確認が行われます。

段階内容所要時間
入室・挨拶面接官との挨拶、面接カード提示約30秒
問題カード受け取りパッセージと質問が書かれたカードを受け取る約10秒
黙読問題カードを黙読し、内容を理解する20秒
音読パッセージを声に出して読む約40秒
質疑応答パッセージやイラストに関する質問に答える3〜4分
問題カード返却・退室カードを返却し、挨拶をして退室約30秒

上記の表からわかるように、実際の面接時間は約5分から7分程度です。この短い時間の中で、音読の正確さ、質問への応答力、コミュニケーション能力などが総合的に評価されます。代々木ゼミナールや河合塾などの大手予備校でも、この流れを繰り返し練習することの重要性が強調されています。

評価基準とスコアリング

英検面接の評価は、複数の観点から総合的に判定されます。主な評価項目は、音読、質問への応答、語彙・文法、発音、そして態度の5つです。各項目に配点が設定されており、合計点が合格基準点を上回れば合格となります。

音読では、正確性と流暢さが評価されます。単語の発音だけでなく、文章全体のリズムやイントネーションも重要です。また、区切る場所や強調する部分を意識して読むことで、より高い評価につながります。

質問への応答では、内容の適切さと表現力が見られます。質問の意図を正しく理解し、それに対して論理的に答えられるかがポイントです。完璧な文法でなくても、自分の考えを明確に伝えることができれば評価されます。

さらに、態度点も軽視できない評価項目です。面接官とのアイコンタクト、明るい表情、はきはきとした受け答えなど、コミュニケーションへの積極性が評価されます。たとえ英語力に自信がなくても、前向きな姿勢を示すことで態度点を確保できます。英語学習アプリのスタディサプリENGLISHや、オンライン英会話のDMM英会話などでも、この「伝えようとする姿勢」を養うトレーニングが提供されています。

級別の英検面接対策

英検の面接試験は、級によって難易度や出題形式が大きく異なります。3級では身近な話題について簡単な受け答えができるレベルが求められるのに対し、2級以上になると社会的な話題について意見を述べる力が必要になります。自分が受験する級の特徴をしっかり理解し、それに応じた対策を立てることが合格への近道です。ここでは各級の面接内容と、効果的な対策方法を詳しく見ていきます。

3級の面接対策とポイント

英検3級の面接は、中学卒業レベルの英語力を測る試験です。問題カードには30語程度のパッセージと、それに関連するイラストが掲載されています。まず20秒間の黙読時間が与えられ、その後、そのパッセージを音読します。

音読の後は、パッセージの内容に関する質問が1問、イラストに関する質問が2問出されます。パッセージの質問では、「Why〜?」で始まる理由を尋ねる問題が多く出題されます。答える際は、「Because〜」を使って明確に理由を述べるようにしましょう。

イラストに関する質問では、絵の中の人物の行動や状況を説明します。例えば「What is the boy doing?」といった質問に対して、「He is reading a book.」のように現在進行形を使って答えます。ここでのポイントは、イラストをよく観察し、具体的に描写することです。

さらに、受験者自身に関する質問が2問出されます。これは「Do you like〜?」や「What do you usually do on weekends?」のような日常的な話題についての質問です。短くても構わないので、自分の考えや経験を素直に答えましょう。個別指導塾のトライや明光義塾などでは、この個人的な質問に答える練習を重点的に行っています。

準2級の面接対策とポイント

英検準2級の面接は、高校中級程度のレベルが求められます。3級と比べて、パッセージの長さが50語程度に増え、内容もやや抽象的になります。社会生活や学校生活に関連したテーマが多く取り上げられます。

準2級では、パッセージに関する質問が1問、イラストに関する質問が2問、そして意見を述べる質問が1問という構成になっています。特に注目すべきは、最後の意見を述べる質問です。「Do you think〜?」という形式で、ある事柄について自分の意見を求められます。

質問タイプ回答のポイント
パッセージ内容質問According to the passage〜を使って答える
イラスト描写質問人物の行動や状況を具体的に説明する
意見を述べる質問Yes/Noを明確にし、理由を2つ程度述べる

意見を述べる質問では、「Yes, I do.」または「No, I don’t.」と明確に立場を示した上で、その理由を説明します。理由は2つ程度挙げると説得力が増します。例えば「I think it’s important because〜」や「One reason is〜, and another reason is〜」といった表現を使うと、論理的な答え方ができます。駿台予備校や東進ハイスクールなどの予備校では、この意見陳述のテンプレートを活用した練習が行われています。

2級以上の面接対策とポイント

英検2級の面接は、高校卒業レベルから大学初級レベルの英語力が必要です。パッセージの長さは60語程度に増え、社会性の高いテーマが扱われます。環境問題、教育、テクノロジー、文化などの話題が頻出します。

2級では、パッセージに関する質問が1問、イラストの展開を説明する問題が1問、そして抽象的な質問が2問出されます。特に難しいのが、イラストの展開を説明する問題です。3コマのイラストを見て、最初のコマの状況を「One day,〜」から始めて、ストーリーを英語で説明します。

抽象的な質問では、社会的なトピックについて自分の意見を詳しく述べる必要があります。「Do you think technology will improve our lives in the future?」のような質問に対して、賛成または反対の立場を明確にし、具体例や理由を挙げながら論理的に説明します。

準1級以上になると、さらに高度な内容になります。時事問題や社会課題について深く議論する力が求められ、4コマイラストのナレーションや、より複雑な質問への対応が必要です。上智大学や国際基督教大学(ICU)などの国際系学部を目指す学生は、このレベルの英語力を身につけることが推奨されています。専門の英検対策講座を開講しているJ PREP 斉藤塾や、ウィングローブ英語塾などで、高度な面接対策を受けることができます。

面接で聞かれる質問パターンと回答例

英検の面接では、ある程度決まった質問パターンがあります。これらのパターンを事前に把握し、回答の型を身につけておくことで、本番でも落ち着いて答えることができます。ここでは、実際の面接でよく聞かれる質問のタイプと、それに対する効果的な回答方法を具体例とともに紹介します。回答例を参考にしながら、自分なりの言葉で表現できるよう練習を重ねていきましょう。

自己紹介とアイスブレイク

面接の冒頭では、緊張をほぐすための簡単な会話から始まります。「How are you today?」や「Did you have any trouble getting here?」といった質問が投げかけられることがあります。これは正式な採点対象ではありませんが、良い印象を与えるチャンスです。

「How are you?」と聞かれたら、「I’m fine, thank you.」や「I’m a little nervous, but I’m okay.」のように答えましょう。正直に緊張していることを伝えても全く問題ありません。むしろ、素直な気持ちを表現することで、自然なコミュニケーションが生まれます。

会場への道のりについて聞かれた場合は、「No, I didn’t. It was easy to find.」や「Yes, I got a little lost, but I made it on time.」のように簡潔に答えます。ここでのポイントは、長々と説明しすぎないことです。

また、名前の確認も重要な場面です。「May I have your name, please?」と聞かれたら、「My name is Tanaka Yuki.」とはっきり答えます。姓と名の順番は、日本式でも英語式でもどちらでも構いません。大切なのは、自信を持って明瞭に伝えることです。オンライン英会話のレアジョブやネイティブキャンプでは、こうした基本的な受け答えを繰り返し練習できます。

問題カードに関する質問

問題カードを使った質問は、面接の中心となる部分です。まず、パッセージの内容について聞かれます。3級では「According to the passage, why〜?」という形式が多く、パッセージ中の情報を使って答えます。

例えば、パッセージに「Many people use smartphones because they are convenient.」と書かれていた場合、質問は「According to the passage, why do many people use smartphones?」となります。この場合の回答は、「Because they are convenient.」とシンプルに答えるのが基本です。

準2級以上になると、パッセージの内容をもとに、より詳しい説明が求められます。単に答えを述べるだけでなく、「The passage says that〜」や「According to the passage〜」といった表現を使って、根拠を明確にすることが重要です。

イラストに関する質問では、絵の中の状況を正確に描写する必要があります。「What is the man doing?」と聞かれたら、「He is cooking dinner.」のように現在進行形で答えます。また、「What is the woman going to do?」のように未来の行動を尋ねられた場合は、「She is going to buy some groceries.」とbe going toを使って表現します。東京個別指導学院やTOMASなどの個別指導塾では、こうしたイラスト問題への対応を丁寧に指導しています。

意見を述べる質問への対応

準2級以上では、自分の意見を求める質問が出題されます。これは多くの受験者が苦手とする部分ですが、基本的な型を覚えておけば対応できます。まず、「Yes, I do.」または「No, I don’t.」と明確に立場を示すことが大切です。

例えば、「Do you think students should use smartphones at school?」という質問に対しては、次のように答えることができます。

  • 賛成の場合:「Yes, I do. I think smartphones can be useful for learning. For example, students can search for information quickly. Also, they can use educational apps to study.」(スマートフォンは学習に役立つ。情報検索が早くでき、教育アプリも使えるため)
  • 反対の場合:「No, I don’t. I think smartphones can be distracting. Students might use them for games or social media during class. It’s better to focus on studying without smartphones.」(スマートフォンは気が散る原因になる。授業中にゲームやSNSを使ってしまう可能性があるため)

上記の例からわかるように、立場を明確にした後、2つ程度の理由や具体例を挙げると説得力のある回答になります。「For example」や「Also」といったつなぎ言葉を使うことで、論理的な構成にできます。

2級以上では、さらに複雑な社会問題について意見を述べる必要があります。「Some people say that online shopping will replace traditional stores. What do you think about that?」のような質問では、両方の視点を考慮しながら自分の意見を述べると、より高度な回答になります。慶應義塾大学SFCや早稲田大学国際教養学部を目指す学生は、こうした抽象的な質問に対応できる力を養っています。英検対策に強い栄光ゼミナールやSAPIXなどでも、この種の質問への対策講座が用意されています。

英検のオンライン受験に関しては、以下の記事をご参照ください。

面接前の準備と練習方法

面接試験で実力を発揮するには、事前の準備と練習が欠かせません。ただ英語を勉強するだけでなく、面接特有の形式に慣れておくことが大切です。音読の練習、質問への即答力、そして英語でのコミュニケーションに慣れるための実践的なトレーニングが必要になります。ここでは、効果的な練習方法から、おすすめの教材、さらにオンライン英会話の活用法まで、合格に向けた具体的な準備方法を紹介します。

効果的な練習方法

面接対策で最も重要なのは、実際の試験を想定した練習を繰り返すことです。まず、過去の問題カードや予想問題を使って、本番と同じ流れで練習します。20秒の黙読、音読、質疑応答という一連の流れを、時間を測りながら行いましょう。

音読練習では、発音とイントネーションに注意します。単に単語を読むだけでなく、意味のまとまりで区切ったり、重要な部分を強調したりすることが大切です。スマートフォンで自分の音読を録音し、後で聞き直してみると、改善点が見つかります。

質問への回答練習は、まず型を覚えることから始めるとスムーズです。よく出る質問パターンに対して、自分なりの回答テンプレートを作っておきます。例えば、意見を述べる質問には「I think〜 because〜 For example,〜」という型を使うなど、基本的な構成を身につけましょう。

また、家族や友人に協力してもらって模擬面接を行うのも効果的です。相手に面接官役をお願いし、質問を読み上げてもらいます。英語が苦手な相手でも、質問文を読んでもらうだけで十分です。実際に人と向き合って話す練習をすることで、本番の緊張も和らぎます。市進学院や臨海セミナーなどの学習塾では、模擬面接の機会を定期的に設けています。

おすすめの教材と参考書

英検面接対策には、公式の過去問題集が最も信頼できる教材です。旺文社から出版されている「英検○級 過去6回全問題集」シリーズには、実際の面接で使用された問題カードが収録されており、質問パターンや回答例も詳しく解説されています。

さらに、「英検○級 面接大特訓」(Jリサーチ出版)も人気の教材です。この本では、本番を忠実に再現した練習問題が豊富に用意されており、DVDで実際の面接の様子を見ることもできます。視覚的に面接の流れを理解できるため、初めて面接を受ける方には特におすすめです。

音読の練習には、「英検○級 でる順パス単」(旺文社)に付属の音声を活用しましょう。単語の学習をしながら、正しい発音も身につけることができます。また、「英検○級 総合対策教本」には、文法事項の復習から面接対策まで、総合的な内容が含まれています。

教材名特徴おすすめポイント
英検過去6回全問題集(旺文社)実際の過去問を収録本番の形式に最も近い練習ができる
英検面接大特訓(Jリサーチ出版)DVD付きで実演を見られる視覚的に面接の流れを理解できる
でる順パス単(旺文社)頻出単語を効率的に学習音声付きで発音も学べる
英検総合対策教本(旺文社)文法から面接まで総合的基礎から応用まで幅広くカバー

上記の教材を使う際は、ただ読むだけでなく、実際に声に出して練習することが重要です。特に回答例は、そのまま暗記するのではなく、自分の言葉に置き換えて使えるようにしましょう。早慶アカデミーや四谷大塚などの進学塾でも、これらの教材をベースにした指導が行われています。

オンライン英会話の活用法

面接対策として、オンライン英会話を活用するのは非常に効果的です。実際のネイティブスピーカーや日本人講師と話すことで、リアルな会話の感覚を養うことができます。多くのオンライン英会話サービスでは、英検の面接対策コースが用意されています。

DMM英会話やレアジョブでは、英検の級別に対応した面接対策教材が提供されています。講師が面接官役となり、本番と同じ流れで練習できます。終了後には、発音や文法、内容について具体的なフィードバックをもらえるため、自分の弱点を把握しやすくなります。

ネイティブキャンプやQQ Englishも英検対策に力を入れています。特にQQ Englishは、カランメソッドという独自の学習法で知られており、瞬発的に英語を話す力を鍛えることができます。面接での即答力を高めたい方には適しています。

オンライン英会話を使う際のポイントは、週に2〜3回のペースで定期的にレッスンを受けることです。面接の1か月前から集中的に対策を始めると効果的です。また、同じ講師を継続して選ぶと、自分の成長を見てもらいやすく、より的確なアドバイスがもらえます。

さらに、予約制ではなく、いつでもレッスンが受けられるサービスを選ぶと、思い立ったときにすぐ練習できて便利です。Camblyやスパトレなどのサービスも、柔軟なスケジュールで学習できます。上智大学外国語学部や東京外国語大学を目指す学生の多くが、こうしたオンライン英会話を日常的に活用しています。

英検の塾に関しては、以下の記事をご参照ください。

英検対策に強い塾の選び方|合格実績と指導方法を徹底比較

面接当日の心構えと注意点

どれだけ準備をしても、当日の心構えや振る舞いが合否を左右することがあります。面接では英語力だけでなく、態度やコミュニケーション姿勢も評価されるため、細かな配慮が必要です。ここでは、持ち物や服装の確認から、会場での過ごし方、そして緊張を和らげるテクニックまで、当日に向けて知っておくべき重要なポイントをまとめています。しっかり準備して、自信を持って面接に臨みましょう。

持ち物と服装のチェック

面接当日の持ち物は、受験票、身分証明書、筆記用具が必須です。受験票は一次試験の合格通知と一緒に送られてきますので、必ず持参してください。身分証明書は、学生証や健康保険証など、写真付きのものが望ましいです。

筆記用具は、面接カードに氏名などを記入するために必要です。黒か青のボールペンを用意しておきましょう。また、腕時計を持っていくと、待ち時間の確認に便利です。スマートフォンは会場では電源を切る必要があるため、時計があると安心です。

服装については、清潔感のある服装を心がけましょう。制服がある学生は制服が無難です。私服の場合は、派手すぎず、だらしなくない服装を選びます。Tシャツにジーンズでも問題ありませんが、できれば襟付きのシャツやブラウスを着ると印象が良くなります。

  • 推奨される服装:制服、襟付きシャツ、ブラウス、チノパン、スカート
  • 避けたい服装:サンダル、短パン、タンクトップ、派手な柄物、ダメージジーンズ
  • 身だしなみのポイント:髪は顔にかからないようにまとめる、爪は短く清潔に、香水は控えめに

上記のポイントを押さえておけば、服装で減点されることはありません。大切なのは、清潔で落ち着いた印象を与えることです。面接は学力試験ではないため、第一印象も評価の一部となります。神奈川県の聖光学院中学校・高等学校や、東京の女子学院中学校・高等学校などの名門校では、日頃から身だしなみの指導が行われています。

会場での過ごし方

会場には、指定された集合時間の15分から20分前には到着するようにしましょう。ギリギリに到着すると、焦って落ち着かないまま面接に臨むことになります。早めに到着して、トイレを済ませたり、会場の雰囲気に慣れたりする時間を作ることが大切です。

受付を済ませたら、待機室で静かに待機します。待機室では、他の受験者と話し込んだり、スマートフォンを使ったりすることは避けましょう。最後の復習として、単語帳や面接の流れをメモしたノートを見返すのは良いですが、新しいことを覚えようとするのではなく、これまでの練習を思い出す程度にとどめます。

名前を呼ばれたら、はっきりと返事をして立ち上がります。面接室の前まで案内されたら、ドアを3回ノックし、「Please come in.」と言われてから入室します。ドアを開けたら、「Excuse me.」と言って入り、ドアを静かに閉めます。

面接中は、面接官とアイコンタクトを取りながら話すことを意識しましょう。下を向いたり、天井を見上げたりすると、自信がなさそうに見えてしまいます。また、適度な声の大きさで、はっきりと発音することも重要です。小さすぎる声は聞き取りにくく、面接官に負担をかけてしまいます。筑波大学附属駒場中学校・高等学校や、大阪の北野高等学校などの進学校では、面接やプレゼンテーションの訓練が日常的に行われています。

緊張を和らげるテクニック

面接で緊張するのは当然のことです。しかし、過度な緊張は実力を発揮する妨げになります。ここでは、緊張を和らげるための具体的なテクニックを紹介します。

まず、深呼吸をすることです。待機室で順番を待っている間や、面接室に入る直前に、ゆっくりと深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出します。これを数回繰り返すだけで、心拍数が落ち着き、リラックスできます。

次に、ポジティブなセルフトークを心がけましょう。「私はしっかり準備してきた」「今までの練習を思い出せば大丈夫」と自分に言い聞かせることで、自信が湧いてきます。ネガティブな考えが浮かんできたら、意識的にポジティブな言葉に置き換えます。

また、完璧を目指さないことも大切です。多少の言い間違いや文法ミスがあっても、面接官は理解してくれます。むしろ、間違いを恐れずに積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢が評価されます。黙り込んでしまうよりも、何か答えようとする努力を見せることが重要です。

さらに、笑顔を意識することも効果的です。緊張すると表情が硬くなりがちですが、意識的に口角を上げるだけで、気持ちも明るくなります。面接官に対しても好印象を与えることができます。

最後に、もし答えに詰まったら、正直に伝えることです。「Sorry, could you say that again?」や「Let me think for a moment.」と言って、少し考える時間をもらうことができます。黙り込むよりも、このように対応する方が評価されます。慶應義塾大学や早稲田大学の入試でも、コミュニケーション能力を重視する傾向があり、完璧な英語よりも伝えようとする姿勢が評価されます。